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漂着者1話2話3話4話の無料動画・見逃し配信とネタバレ!無料視聴方法は?

ドラマ

斎藤工さんが主演を務めるテレビ朝日の金曜ナイトドラマ「漂着者」の1話、2話、3話、4話の無料動画配信や見逃し配信、全話のあらすじやネタバレなどを紹介していきたいと思います。

秋元康さんが企画・脚本を務めるこのドラマ「漂着者」は相変わらずSNSでの考察を促進するような物語なのですが、今のところまったくもって結末が見えません!

この「漂着者」の動画配信・見逃し配信はテレビ朝日で放送される事から、動画配信サービス「TELASAテラサ」でのみ配信されております。

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ドラマ「漂着者」1話のあらすじ・ネタバレ

とある地方の海岸を女子高生3人が歩いていると、全裸の男(斎藤工)が倒れていた。

3人がスマホで動画を撮影しながら恐る恐る近づいて行くと、男が突然顔を上げ、「勝者には何もやるな」とつぶやき、意識を失ってしまう。

緊急搬送された病院で検査した結果、記憶障害が疑われるうえに、かなりの距離を泳いで来て溺れたことが判明。

身元がわかるものも所持しておらず、唯一の手掛かりは、左足首に入ったタトゥーだけ…。

担当医・国原栄一(船越英一郎)は、何か思い出したことがあればメモを取るように、と進言する。

男は、思いつくままに頭に浮かんだ単語や、どこかの風景を描き始めるのだが…?

一方、女子高生3人は男を発見した際の動画を軽い気持ちでSNSに投稿。

すると<#イケメン全裸漂着者>というワードがトレンド入りするほど大バズり!

「勝者には何もやるな」という言葉から、『ヘミングウェイ』と呼ばれ、男は一躍時の人となる。

ヘミングウェイは女子高生たちから「今後も動画をアップし続けていけば、あなたのことを知っている人が現れるかもしれない」と言われ、撮影を許可する。

そんな中、県内では女児の失そう事件が発生。

これまで半年の間に起きた女児5人の連続殺人事件との関連が疑われ、世間を騒然とさせていた。

捜査を続ける県警捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)と野間健太(戸塚純貴)、そしてスクープを狙う新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)らが事件を追う中、ついに女児が発見される。

すると、女児の発見場所が、ヘミングウェイがノートに描いた風景と酷似していることが判明。

この絵も動画でアップされていたため、ヘミングウェイは予知能力をもっているのではないか、とネットをザワつかせることに!

取材を希望する詠美、事件への関連を疑う柴田らがヘミングウェイの病室を訪れるのだが…?

そんなある日、初老の入院患者・後宮徳治郎がヘミングウェイとエレベーターに乗り合わせる。

すると、ヘミングウェイの足首に入ったタトゥーに気づいた後宮が何かをつぶやき、突然怯え始めて…?

ドラマ「漂着者」1話のネタバレ・感想

神秘は海からやってくる。1年の延期を経て、半世紀ぶりにこの国に夏季オリンピックが開幕した7月23日、1人の男が海岸に流れ着いた。男の名前はヘミングウェイ(斎藤工)。自分が何者であるかを知らないその男は、誰も知らない真実を探り当てることができた。

主人公は「勝者には何もやるな」といきなり放ったことから、ヘミングウェイと命名された男。第1話では謎めいたヘミングウェイの出自につながる手がかりが明かされた。

インターネット上で全てが流出し、暴露される現在、神秘はもはやどこにも存在しないように思える。

『漂着者』は、対象を言語化し、問題設定によって定義する時代に、あえて大きなクエスチョンマークを提示する。

ヘミングウェイの風貌は救世主のようであり、海の男にも文豪のようにも見える。

消去された記憶は、意味の地平が無化されたことを示す。

漂着したのが生命の誕生した海辺であることや、一糸まとわぬ主人公の姿は象徴的だ。

終盤のヒントから、彼が教祖であると早合点しそうになるが、それはいずれはっきりするだろう。

第1話のポイントは彼が体現した「奇跡」にあった。

物語の主要人物はそれぞれが役割を担っている。

新聞記者の新谷詠美(白石麻衣)は「真実を知りたい」という思いに駆り立てられ、捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、女児の失踪事件を担当する過程でヘミングウェイの存在を知る。

ヘミングウェイが病室で描いた絵。

失踪した女児が発見された場所を示唆するその絵はSNSで透視ではないかと話題になり、新谷と柴田が病室を訪れる。

まるで超能力者のようだが、ヘミングウェイの記憶は失われたままで、心当たりも一切ない。

ヘミングウェイは、新谷の来院だけでなく柴田がコーヒーをこぼしたことも予言。

その能力は本物だった。

ヘミングウェイの周りでは、不思議な出来事が起こる。

入院患者の後宮徳治郎(越村公一)の不審死から間を置かず、ローゼン岸本(野間口徹)が現われる。

ヘミングウェイの足首に彫られたタトゥー、また後宮と岸本が取った腕を胸の前で交差させるポーズの意味。

そして突然の身投げ。ここには何かがある。

謎の中心にいるのはヘミングウェイだ。

SNS上でどんなにバズっても自身につながる手がかりが皆無な彼は、情報以前の存在と言えるだろう。

「驚くようなもんには必ずタネがあんだよ」とうそぶく柴田は、ヘミングウェイが顕現する人智を超えた“現象”を懐疑によって捕捉しようとする。

「真実は明かされるべき」と執念を燃やす詠美に、上司の橋(橋本じゅん)は「暴くべき真実と眠らせておくべき真実がある」と諭す。

「タネ明かし」と言われるように、タネは明かされることが前提にある。

しかし、物事の順序をたどれば真実に行き当たるかと聞かれれば、必ずしもそう言い切れないのではないか。

よしんば真実を知ったとして、それを暴くことが何をもたらすかは予測できない。

知ることの先にあるのが眠らせておくべき真実でも、私たちは知ってしまったことの責任から逃がれられない。

ヘミングウェイがもたらす真実が、福音かそれとも災厄であるかは、箱を開けるまでわからないのだ。

超常現象とSNSに代表される知ることへの欲望と対置する構図は、それ自体がメディア的で秋元康ならではの視点といえる。

秋元企画・原作の『共演NG』(テレビ東京系)で、ショーランナーという客観/外部パートを担った斎藤工は、本作で始原的な存在としての自己を身一つで演じてみせた。

越境者の意図がのぞく『漂着者』が野心的な作品であることは間違いない。

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ドラマ「漂着者」2話のあらすじ・ネタバレ

突然、病院の屋上から後ろ向きに飛び降りたヘミングウェイ(斎藤工)。

身元引受人のローゼン岸本(野間口徹)と出会ったことが衝動的な行動の引き金になったのではないかと考える新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)、実は彼が入院患者で大学教授の後宮徳治郎(越村公一)の死亡事件の犯人で、良心の呵責に苛まれて自殺を図ったのではないかと疑う刑事の柴田俊哉(生瀬勝久)と野間健太(戸塚純貴)らが突然の出来事に動揺する中、ヘミングウェイは奇跡的に一命をとりとめる。

そんな中、新潟県警の捜査本部では、後宮は首を吊ったことによる窒息死で自殺と断定。

しかし、胸の前で腕をクロスし、さらにその上から粘着テープでグルグル巻きにされていたため、柴田は自殺という結論に納得できず、後宮が亡くなる前日の防犯カメラの映像を調べ直すことに。

すると、エレベーター内でヘミングウェイの足元を見た後宮が動揺しながら何かをつぶやいていて…。

何を言っているのかわからず柴田らが混乱していると、通りかかった詠美が、後宮はロシア語で「着いたのか!?」と言っていると進言する。

一方、エレベーターで出会った後宮の態度が気になったヘミングウェイは担当医・国原栄一(船越英一郎)とともに彼の病室へ。

すると、壁一面に謎の図式が書き殴られていた。

ヘミングウェイは、制止する国原の言葉に聞く耳を持たず、一心不乱にその図式に何かを書き加え始めるのだが…!?

その頃、県内では再び少女の失踪事件が発生。

ヘミングウェイが関わっているのではないかと考えた柴田らは病院に駆けつける。

しかし、彼は迎えにきたローゼンとともに退院し、NPO法人『しあわせの鐘の家』の施設に向かった後だった――。

翌日、ヘミングウェイの動画を撮影を担当する女子高生3人が施設を訪問。

彼女たちから少女失踪事件の話を聞くやいなや、ヘミングウェイはスケッチブックに何かを描き始める。

さらに、同じく施設にやってきた柴田らは、公安の刑事たちがヘミングウェイをマークしていることに気づくのだが…!?

ドラマ「漂着者」2話のネタバレ・感想

歴史上で預言者と呼ばれた人々は、何を知っていたのだろうか?

全能の存在のような彼らは本当は何も知っておらず、それゆえ未来を知ることができたのかもしれない。

「過去の記憶がないからこそ事実を事実として受け入れられる」。

第2話は、ヘミングウェイ(斎藤工)の予知能力への手がかりが示された。

病院の窓から身投げしたヘミングウェイは奇跡的に一命を取り留め、しあわせの鐘の家へ移る。

ローゼン岸本(野間口徹)が代表を務める鐘の家は、生活困窮者を保護するNPO法人。

「新しい時代の自給自足のコミュニティ」で人々は穏やかに暮らしているように見えた。

謎に満ちていたヘミングウェイの周辺は、岸本の登場によって一気に陰謀論的な様相を帯びてきた。

映画『ミッドサマー』を連想させる描写も散りばめられた鐘の家は、公安の監視対象になっていた。

県警の柴田(生瀬勝久)と野間(戸塚純貴)が聞き出したところでは、鐘の家には仮想通貨のブロックチェーンから資金が流れこんでいた。

また1カ月前に某国の工作船と見られる漁船が座礁し、乗組員1名の足取りがつかめていないという。

公安はそれがヘミングウェイではないかと考えていた。

ヘミングウェイはローゼンと面識がなく、ローゼンによると「こちら側であなたにあった人間はございません」。

ローゼンは「1400年以上お待ちしていたのです」と口にする。

「未来への希望」というヘミングウェイの出現は、1400年前に何者かによって予言されていたことになる。

ローゼンは「世界はこちら側とあちら側しかない」と語っており、ヘミングウェイは「あちら側」から「こちら側」へ渡ってきた人間と解釈できる。

これだけでもすでにお腹いっぱいだが、死んだ後宮教授(越村公一)が遺した数式の秘密も判明。

遺伝子工学の権威だった後宮は、人間の第6感に関する特殊な遺伝子を研究していた。

病室の壁いっぱいに残された数式や元素記号を見たヘミングウェイは、ペンを走らせ、後宮が解けなかった遺伝子の配列を完成させる。

配列は翼を広げた鳥のような形で、ヘミングウェイの足首にある紋様と一致していた。

国家的陰謀の影はここにもあって、旧ソ連が軍事利用目的で研究し、後宮もかつてモスクワに留学していた。

人物に関する謎を提示するのはミステリーの王道だ。

主人公の属性が一切伏せられている今作は、秋元康原案・企画の『あなたの番です』(日本テレビ系)に通じるものがあり、積極的に考察を呼びかける点やSNSの反響を意識している点も共通する。

「謎」が手の届かないところに仕掛けられているのも特徴だ。

某国の工作船や旧ソ連の国家機密は一般人の手の届かない場所にあり、水面下の資金流入はインターネット検索からはわからない。

表面的にすごい勢いで情報が拡散していくように見えるが、実のところそれは氷山の一角にすぎず、真実は見えない場所にある。

そのことがわかりやすく示されているのが、女子高生3人が開設した「ヘミチャンネル」で、ネット上で人気者になったヘミングウェイが本当はどんな人物かは、誰も知らない。

そんなヘミングウェイの素顔を知ろうとするのが新聞記者の詠美(白石麻衣)。

手探りで真実に近づこうとする彼女は、危険な半径に足を踏み入れていることに気付かない。

知らないことは最大の武器になる反面、相手にとって最大の防御にもなる。

ヘミングウェイに接近することで、詠美の知ろうとする真実がどのように姿を変えていくか注目したい。

探求心とともに真実にアクセスするもう一つの方法が論理で、「論理的に考えようや」とつぶやく柴田が事件の真相にこだわる一方、岸本も理屈によって真理に到達しようとする。

探求心や論理が相対化される中、秘密を知ろうとした医師の国原(船越英一郎)が何者かに殺され、状況はますます錯綜。

説明しきれないものを描こうとする『漂着者』の行方から目が離せない。

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ドラマ「漂着者」3話のあらすじ・ネタバレ

ヘミングウェイ(斎藤工)の担当医・国原栄一(船越英一郎)の遺体が見つかった。

不可解なことに彼も入院中に不審死を遂げた大学教授・後宮徳次郎(越村公一)同様、胸の前で腕をクロスさせていた。

そのうえ、目・口・耳を糸で縫われているという姿で…。

NPO法人『しあわせの鐘の家』の施設を訪れた新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、電話で国原死亡の知らせを受ける。

すると、驚くことにヘミングウェイはすでにそのことを知っていた!

ヘミングウェイによると、国原は彼に何かを伝えるため、今朝施設に来る予定だったという。

なぜいつまで経っても現れない国原に連絡しなかったのかと詰め寄る詠美に、ヘミングウェイは「霊安室に横たわる姿が見えたから」と静かに告げる。

「死が連鎖している。まだ何人も死にますよ」という不穏な言葉とともに…。

一方、新潟県警の捜査本部では、ヘミングウェイが入院していた病院で猟奇的な不審死が続いていることに色めき立っていた。

刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイを重要参考人として呼び出そうと息巻くのだが…?

そんな中、失踪事件でヘミングウェイの不思議な予知能力によって救われた女児・松園遥香(鈴木結和)が通う幼稚園では、彼を招いて感謝の気持ちを伝えるイベントが催される。

お礼の気持ちを伝えるためにピアノを演奏した遥香が、彼にも弾き方を教えようとすると、ヘミングウェイが突然、ピアニストのような手つきで美しい音色を奏で始める。

すると、その曲を聴いてた詠美の目から涙があふれて…?

動揺を隠せないまま新聞社に戻った詠美は、社会部のキャップ・橋(橋本じゅん)から、日本一の有名人になったにも関わらず、いまだに身元が判明しないヘミングウェイの正体をスクープするよう発破を掛けられる。

すると、そんな詠美に後宮の研究内容を知る准教授・古郡(森準人)から電話が…。

後宮の死の真相がわかるかもしれないと考えた詠美は、古郡に会うため、新聞社を飛び出す。

しかしその頃、裏では新たな事件が発生していて…!?

ドラマ「漂着者」3話のネタバレ・感想

ヘミングウェイ(斎藤工)が海岸に漂着してから早くも3週間が経過した。

にもかかわらず、いまだに彼の存在をどう受け止めていいかわからない。

自らの向かう先を知らず、あてどなくさまよう預言者。それこそが本作の狙いかもしれない。

第3話。「世の中はどこか間違った方向に進んでいる気がします」とヘミングウェイは語る。

「どこまでが現実でどこまでが想像なのか、その境界線がなくなってしまいました。いや、どこまでが現在でどこからが未来なのか」。

時間と空間が消失した世界で、生と死だけがつながっていく。

「死が連鎖しています。まだ死にますよ」。投げかけられた言葉を裏付けるように不吉な出来事が立て続けに起こる。

何度も目にした両手を胸の前で交差させるポーズ。右手を上に置く意味は「無抵抗」。

あるいは「安らかに」「神のおそばに」「生まれ変わりを願う」の意味があり、転じて「なすがままに」「運命のままに身をゆだねよう」というメッセージがあった。

幸いにもヘミングウェイの能力はこちら側の現実をまだ浸食しておらず、視聴者は固唾を飲んで物語の行方に身をまかせることになった。

すべてがあらかじめ決まっていること。私たちは定められたレールの上を進んでいるだけで、そこに自由意志の介在する余地はない。

ふだん生活する中で触れる機会の少ない決定論的なコンセプトが、『漂着者』ではそこかしこに散りばめられている。

その兆候が顕著になったのが第3話で、これまでに示されたピースが大きな絵になってつながり始めた。

詠美(白石麻衣)の記憶を呼び覚ましたのは、ヘミングウェイが弾くピアノの旋律。

曲はヴァルトシュタイン「逃れられぬ運命」。詠美の母親はなぜ死ななければならなかったのか?

誰もが死から逃れられないとしても、生き残った人間には永遠に解けない疑問として残る。

真実を知りたいという詠美の渇望は母の死から端を発している。けれども、もし真実を知ったところで、それを変えられなければ同じことではないのか?

決定論(逃れられぬ運命)と自由意志の相克が浮かび上がる。

『漂着者』の決定論は映像作品をめぐる関係性の暗喩でもある。古郡(森準人)の「時代の目撃者になってください」という言葉は、直接的には詠美へのものだが、間接的に視聴者に向けられたものだ。

筋書きに沿って進むドラマは決定論的な構造を持っており、「ヘミちゃんねる」の登録者に象徴されるように、目撃者である私たちの存在もあらかじめ書き込まれている。

台本と同じように設計図が刻まれているのがDNAの塩基配列だ。自然が生んだ偶然の産物に人の手が介在するとどうなるか。

柴田(生瀬勝久)が言うところの「タネ」には遺伝子工学が関係していた。

特殊な遺伝子を持つ少数民族について、旧ソ連の秘密機関としあわせの鐘の家のローゼン岸本(野間口徹)は何らかの事実をつかんでいる。

国原(船越英一郎)や古郡、また後宮教授(越村公一)が命を奪われた(あるいは命を絶った)のは、真実を求めてもう一方のテリトリーに足を踏み入れたことが原因だった。

科学的なデータに基づくのか、神話的な啓示と受け取るかはさておき、この状況を生み出したのがヘミングウェイであることに疑う余地はない。

未来を見通す能力が遺伝的な素因によるとすれば、一種の遺伝的決定論になる。

その上で自然の作用をコントロールする人為が災厄と福音のどちらをもたらすかは決定論の範疇を超えており、そこにサスペンスの生まれる余地がある。

神と軍事利用が並列に置かれる本作をオカルトとして一蹴することはたやすい。

しかし、警戒すべきは真実を知ろうとして先入観や偏見という人為的な決定論に傾斜してしまう態度だろう。

複層的な構造の『漂着者』で試されているのは私たちである。

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ドラマ「漂着者」4話のあらすじ・ネタバレ

突然、ヘミングウェイ(斎藤工)の前に「あなたの婚約者です」と、現れた着物姿の妖しい美女・古市琴音(シシド・カフカ)――。

新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)とヘミングウェイの動画を撮影し続ける女子高生3人組は、この自称ヘミングウェイの婚約者・琴音のインタビューを行うことに。

しかし琴音は、彼の名前すら知らず、「婚約していたのは1400年前」と平然と言ってのける。

単なる冷やかしか…と、女子高生らがガックリする中、詠美は琴音の腕にヘミングウェイと同じ柄のタトゥーが入っていることに気づく。

社会部キャップ・橋太(橋本じゅん)は、このタトゥーが、現代人は退化してしまった“第六感”を現在も受け継ぐ遺伝子をもった民族の証なのではないか…と、真顔で現実離れしたことを言う詠美を危惧し始める。

一方、世間では、再び行方不明になった少女の居場所を言い当てたヘミングウェイに熱狂する人が続出。

彼がまるで神のように崇められていく中、いまだ事件に関与していると信じて疑わない警察は、事情聴取のためヘミングウェイを呼び出す。

自分を犯人扱いする警察にも、連日自分を狂信する人々が増えていくことにも一切動じない彼だが、突然現れた琴音に記憶の断片を刺激されたような感覚に…。

「彼女と会ったことがある気がする」と言うヘミングウェイは、NPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)に、琴音を施設に招いてほしいと頼む。

その日の夜、帰宅した詠美が、殺された大学の准教授・古郡(森準人)から託されたUSBの中身を確認しようと試みているところに、ヘミングウェイから「キミの身に危険が迫っているから、早く家を出た方がいい」と電話がかかってくる。

ヘミングウェイの“第六感”を信じ始めた詠美は、息をひそめて身構えるのだが…!?

そんな中、新たな事件が発生!

幼稚園のバスが13人の園児を乗せたまま消息を絶つという事態に、刑事の柴田俊哉(生瀬勝久)らは騒然となる。

しかし、警察はあてにならないと考える園児の親たちは、揃ってヘミングウェイの起こす奇跡を願い始める――。

ドラマ「漂着者」4話のネタバレ・感想

ヘミングウェイ(斎藤工)の前に現われた婚約者を名乗る古市琴音(シシド・カフカ)。

その腕にはヘミングウェイと同じ翼を広げた紋様のタトゥーがあった。

第4話では全裸で漂着した預言者と連続女児殺人事件、得体の知れないNPO法人に旧ソ連の情報機関。

背後には人間の第6感を司る遺伝子があって、生き残った少数民族が今でもその遺伝子を保有している。

情報量に圧倒され、翻弄されながらも「入り組んだ迷宮の中から真実を見つけ出すんだ」と語るキャップの橋(橋本じゅん)にならって、私たちも本作の謎と向き合うことにしよう。

全ての鍵を握っているのはヘミングウェイだ。現時点で彼の出自は明かされていない。

ヘミングウェイが何者であるかがわかってしまえば、本作の謎はあらかた解消するので、それだけ徹底して伏せられていると思われる。

小出しにされた情報からは某国の工作員ではないこと、日本語を話し、お新香が好きということがわかっているが、逆に言えばその程度しかわかっていないと言える。

そのヘミングウェイを唯一“知っている”人間が琴音である。なにせ婚約者なのだ。

琴音はヘミングウェイと対面したことはなかったが、ヘミングウェイの漂着に関する重要な手がかりをつかんでいた。

ヘミングウェイがどこからやってきたのかという疑問に、私たちはてっきり遠い場所から流れ着いたものと想像していた。

漂着という言葉に含まれる離れたところから来るというニュアンスのためである。しかし、第4話ではヘミングウェイが長い時間を経て出現したことが示唆され、時空を超えて漂着した可能性が出てきた。

根拠は琴音の発言だ。琴音がヘミングウェイと婚約したのは1400年前。

琴音はローゼン岸本(野間口徹)に「まさかこのタイミングで現れるとは思っていなかった」と語る。琴音とローゼンが裏でつながっていたことに驚くが、ローゼンも第2話で「1400年以上お待ちしていた」と話していたので、2人ともヘミングウェイが出現することを知っていたことになる。

ただそれが正確にいつ、どこで起きるかはわかっておらず、直接確認するためヘミングウェイの元に出向いた。

結果的に、ヘミングウェイは、琴音が「あの男は本物ですよ」と保証する人物だった。

ここで「本物」というのがヘミングウェイの能力か、それとも別の属性を指すかは定かではない。

ただ、琴音とローゼンには複雑な事情もあるらしく、そのことはヘミングウェイの記憶が戻らないことを「まだしばらくはこのままでいてくれた方がいいわね」と言っていることからわかる。

1400年前というと、日本では聖徳太子が没し、世界ではイスラム教が勃興、中国は唐の時代を迎えていた。

三大宗教がそろい踏みし、文明の交流がさかんになった時代に出現が予告されていたヘミングウェイは、神話や伝承に登場するような特別な力を持つ存在として描かれていたのではないか。

一方で、旧ソ連の情報機関もヘミングウェイをマークしていた。正確に言うと、後宮教授(越村公一)が遺した研究結果を狙っており、超能力を発現する遺伝子とそれを持つ少数民族がターゲット。

もしヘミングウェイが少数民族の血を引く遺伝子の持ち主なら、彼らにとっては格好の研究対象になる。

琴音やローゼンはそのことを知って、ヘミングウェイを自分たちの側に引き込もうとしているように見える。

遺伝子が発現するには様々な条件が同時に重なる必要がある。ここからは推測になるが、後宮が研究していた遺伝子の塩基配列はそれ自体が非常にレアで、それらの条件が一致する確率が1400年に一度だった。

また通常の過程では発現せず、同じような配列の遺伝子を持つ相手が必要になるのではないか。

飛鳥時代の人々はそのことを何らかの方法で知っていた。ヘミングウェイのタトゥーは遺伝子が発現した者に表れるしるしで、「着いたのか?」という後宮の言葉は、特定の遺伝子を持つ人間の出現を予測していたためと考えられる。

ヘミングウェイの能力はスケッチブックを使わなくてもビジョンが浮かぶ段階へ進化。それによって詠美(白石麻衣)はからくも難を逃れることができた。

詠美の危機がさらなる能力を引き出したとも言えるが、真実を別の角度から追求する2人が互いにどんな影響を与え合っていくか気になるところだ。

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「漂着者」を楽しもう!

ドラマでもバラエティ番組でも、良い番組というのは何度観ても面白いですよね。

このドラマ「漂着者」もそのような作品なのではないかと思います。

これからもたくさん作られるであろうエンターテイメント作品を心赴くままに楽しんでいきましょう!

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