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リコカツ5話6話7話8話の無料動画・見逃し配信とネタバレ!無料視聴方法は?

ドラマ

北川景子さんが主演を務める金曜ドラマ「リコカツ」の5話、6話、7話、8話の無料動画配信や見逃し配信、あらすじやネタバレなどを紹介していきたいと思います。

この物語は離婚の活動をする物語で、これまでの恋愛ものドラマとはちょっと違う切り口です!

物語も後半戦に差し掛かり、これから結末がどうなっていくのか、見逃せないところですよね!

そんなドラマ「リコカツ」の動画配信・見逃し配信は動画配信サービス「Paraviパラビ」のみです。

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ドラマ「リコカツ」5話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、離婚はせずにもう一度最初からやり直そうと心を新たにする。

その夜、紘一の母・薫(宮崎美子)が自宅に戻って来たと正(酒向芳)から連絡が入る。二人が駆け付けると、薫は旅館で働いた給与明細を正に見せ、正式に離婚を迫る。

翌朝、咲は薫から、紘一の好きな料理の作り方を教えてもらうことに。

一方、紘一は咲の母・美土里(三石琴乃)から離婚宣告されて落ち込んでいた武史(平田満)を心配し、咲の実家へと向かう。するとそこには武史の浮気相手と思われる里奈(中田クルミ)の姿が。さらに美土里から離婚届を託された貴也(高橋光臣)もやって来て、紘一、武史、貴也、里奈の4人はすき焼きを囲むことに…。

そんな中、紘一に異動の話が持ち上がる。自宅と基地が離れていることを気にする上層部がいるというのだ。仕事のこと、咲とのことを考えた紘一は、基地に近い実家に引っ越そうと決意し、咲に提案。ところが、咲は小説家の水無月連(白洲迅)から「新境地を開くような小説を書きたい」とチャンスを与えられたばかりで、二人の意見は真っ向から対立。

咲と絋一はついに離婚へと進みだしてしまうのか…。

ドラマ「リコカツ」5話のネタバレ・感想

「だったらなんで結婚してんの? 結婚してる意味ってなに?」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第5話は、離婚撤回の前話からあまりに急転直下な展開で一難去ってはまた一難……だ。

緒原紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)それぞれの身に仕事で大きな転機となる出来事が起きる。

全く正反対の業界に身を置きながら、2人ともプロ意識高く自身の仕事に誇りを持った職業人同士、こと仕事のこととなると互いにどうしても譲れないポイントのようだ。

これまで主に描かれきたのは好みや趣向といった価値観の違いだったが、今話描かれたのはもっと現実的で物理的なハードル、かつ当人2人だけの問題ではなく、それぞれに仕事相手を巻き込んでの問題で、単なる“譲り合い”だけではなかなか折り合いをつけるのが難しい。

住む場所や暮らし方(同居なのか否か)など、正に明日からの互いの「生活」に関わる決断となり、この調整には苦心するだろう。

夫婦といったって他人なのだから、もちろん全てを分かち合えるわけではないが、“どうしたって譲れないポイント、目をつぶれないポイント”が一致しないのはなかなかに致命的だ。

咲が文芸部に異動になり恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の担当編集になったことで、紘一と生活リズムがほぼ真逆になってしまったのも非常にまずい。

「生活リズムの違い」は、余程相性の良い2人であってもすれ違いの原因に大いになり得る。

“言わなくてもわかるだろう、家族なんだから、夫婦なんだから”というのは幻想でしかなく、過信でしかない。

出会った当初からずっと相手も自分も変わらないと信じて疑わないのも驕りだ。

紘一の母親がずっと自分の好みではない卵焼きを夫のために作り続けていたように。

どの幸せな思い出にも不在な夫を見て見ぬふりしながら夫婦を続けてきた妻の心の内など知る由もないように。

咲の母親にしたってそうだ。その時を虎視淡々と待ちながら一人暮らしと独立ができるだけの貯金をしていた妻の様子に夫は一切気付いていなかったようだ。

彼女が病気を患っていることさえ夫はいまだに知らない。

ただでさえそうなのに、対話できる時間がないというのはまた問題解決を遠ざけてしまう。

そのうち、そのすれ違いの日々が当たり前になり、互いにひとつ諦め、ふたつ言葉を飲み込み、ようやく口にできた際には「結論」だけとなってしまう。

相手からすれば「なんで急にそんなこと言うの? どうして夫婦なのに何の相談もなしに?」となるだろうし、本人にしてみても「いや、耳を貸そうとしなかったのはそっちじゃないか」と、互いにフラストレーションを溜め込み、話し合いは平行線を辿るばかりとなる。

それが続けば、怒りや失望さえなくなり、もはや「無関心」の域に達してしまう。

結果、彼らの母親のように必然的に「相談」ではなく、一方的な「報告・通達」になってしまうのだろう(あるあるすぎて書き連ねていて辛くなってくる……)。

咲の言うように今時「週末婚」「別居婚」夫婦も珍しくはないし、必ずしも一緒にひとつ屋根の下暮らすことだけが夫婦の形ではないかと思うが、“夫婦は一緒に住むもの、別々に暮らす時点で夫婦ではない”という紘一のような考えの人がいるのもなんとなくわかる。

この対極の考え方、立ち位置をすり合わせるにはどうすればいいのだろうか。今回ばかりは途方に暮れてしまうラストだった。

恋愛小説家・水無月を演じる白洲迅は、もう間もなく最終回を迎える『私の夫は冷凍庫に眠っている』(テレビ東京系)でも非常に謎めいた物語の鍵を握る人物を演じているが、本作でもいつも気怠そうでどこか冷めていて刹那的で、挑発的、満たされなさを抱えた売れっ子作家役を好演している。

他人に立ち入らせない心理的な絶対領域、距離感のある排他的な部分と気高さを併せ持つ一匹狼感を言葉少なに虚な視線や物憂げな様子で表わしている。

彼の中に芽生えているのであろう咲への興味、そして執着はなぜなのだろうか。

おそらく咲は面倒な自分からも逃げないで向き合ってくれると本能的に嗅ぎ取っているのではないだろうか。

確か水無月は初対面で咲に「愛とか信じちゃってる系?」というようなことを言っていたが、彼がそんな風に思うに至ったのはなぜなのだろうか。彼もまた気になる存在だ。

次週、紘一が水無月とも対面を果たすようだ。

ついにリコカツも本格化する後半戦突入、紘一と咲の歩み寄りはもう見られないのだろうか。

1人でいるときよりも制約や制限が生じるのは間違いないが、それでも結婚を続ける意味、夫婦でい続ける理由を彼らは見つけられるのか。

2人の足掻きをしっかりと見守りたい。

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ドラマ「リコカツ」6話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は互いを愛しく思いながらもすれ違い、ついに離婚届に判を押す。

咲が心を込めてリノベーションした新居も、新婚夫婦に引き渡すことで話が決まり、二人での生活も残りわずか。

咲と紘一は、夫婦としてではなく他人として同居生活を始めることに。

そんな中、水口家に家族全員が集まった。

美土里(三石琴乃)が武史(平田満)に離婚届を渡したことを知った咲が、夫婦で話し合う時間を設けたのだ。

しかし、咲の願いも虚しく、武史は離婚届を最後のプレゼントだと差し出す…。

一方、緒原家でも薫と正に別れの時が迫っていた…。

咲と紘一がふたりで過ごす最後の夜。

咲は「最後の晩餐」だと料理を用意して紘一を待つが、勤務中にトラブルが発生した紘一とは連絡が取れない。

すると咲が担当している人気小説家・水無月連(白洲迅)が現れ、勝手に部屋に上がり込んだきた。

しばらくすると紘一が帰宅し、水無月と一触即発!?離婚前夜は波乱の予感…。

ドラマ「リコカツ」6話のネタバレ・感想

「もう君の夫ではない」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第6話では、なんと緒原紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)が離婚届を提出した(と、少なくとも紘一は言っている。真偽のほどは不確かではあるが……)。それぞれの両親も含め、これでついに3夫婦ともに離婚したことになる。

離婚を決意した途端、紘一は“他人と住んでいると思うことにした”と言い、朝4時に1人で起きて1人で唱和し、各自が食事の準備をすればいいと割り切るようになる。しかも、どうせ自分の分を作るなら2人分を作るのも一緒だと咲の朝食も作り、2人して食事する姿は互いに無理をしておらずとても自然体で微笑ましい。

「料理は妻がするものだという先入観があった。今思うと自分がやれば良かった」
「他人と思えば気が楽」

「結婚」した途端、「夫婦」になった瞬間に、どうしてこうも“夫婦とはこうあるべき”という姿や役割意識に捉われてしまうのだろうか。本来、夫婦の数だけあるはずの「幸せ」の形を社会通念に照らし合わせて考えてしまい、自らに窮屈な思いを課してしまう。

「役割分担」は素晴らしいことだが、それも性別によって、立場によって自動的に割り振られるものではなく、2人のライフスタイルや得手不得手に沿って配分したっていいはずだ。

本作の脚本家の泉澤陽子氏もインタビューで語っている「結婚や離婚は、社会生活を送りやすくするために人間が考えた制度なのに、その制度によって生きづらくなっている人っていると思うんです」という言葉は、まさにこの作品を通して、登場人物全員が伝えてくれている一貫したメッセージだろう。

咲の母親は「離婚って悪いことだと思ってないの。前に進むってことでしょ。想いがあるから離婚するってこともあるし」と意味深なことを言い、紘一の母親は「これでようやく一人の人間として歩いていける気がする。ありがとうございました」と離婚後に語る。

当たり前の話だが「離婚」と一口に言ったって、三者三様である。またインタビュー内で本作の植田博樹プロデューサーが、「離婚を決意してから、何が気に入らないかということを咲と紘一が互いに挙げるシーンがあるんですけれど、考えてみたらこれだけだったのか……っていう。

もしかしたら、離婚をすることで本当の夫婦の愛が戻るのかもしれない……そういうストーリーが生まれてきそうな気がしてきています」と話している。該当のシーンは“気に入らないところ”がむしろ今や表裏一体“自分しか知らない相手の意外な一面”で“愛おしさや愛着を感じるポイント”にもなっていることに互いが気づいた瞬間でもあっただろう。

どんなに恋愛小説家・水無月連(白洲迅)に「なんでこんな古いマンション買ったの? 新築にすれば良かったのに」とけなされても、すぐに紘一が「咲さんがリノベーションしてくれてさらに素敵になった。自分たちはここが気に入ってるんです」と明言したように。

実は初めてこの家に入ったとき、紘一も本当は感動していて今は「ここがなくなってしまうのはとても寂しい」と感じているように。料理がそんなに得意ではない咲の毎回焼き加減が違う焼き魚が、紘一にとっていつの間にか“うちの味”になっていたように。

「自分は想いを言語化するのに時間がかかる」ということに紘一が気づけたのも、初めてここまで真正面から深く向き合える相手に出会えたからで、その必要性を痛感したからだろう。きっと“もっと想いを正確に伝えたい”“言葉にして咲に伝えたい”という想いが自ずと湧いてきたからだろう。

咲も咲で、口下手で不器用だけれど誰よりも咲のことを最優先に考えてくれている紘一の真っ直ぐさな想いに突き動かされ、離婚届を出しに向かう彼を追いかける。自分もローンを払い続けるから咲にこの家に住み続けてほしいと提案し、さらに咲の元彼である青山(高橋光臣)に彼女の支えになってほしいとこっそりお願いもしていた、一見するとわかりづらいが実際にはとても近くにあまりに当たり前のようにあった紘一のめいっぱいの“見返りを求めない愛情”をもう一度手繰り寄せるように。

野暮かもしれないが、実は紘一は離婚届をまだ出していないなんてことはないだろうか。お互いがお互いにとって“かけがえのない存在”であることを否応なしに突きつけられたはずの2人のお別れはあまりに切ない。彼の「まだ君の夫だ」が聞けないのはどうしたって物足りなく、なんだか拍子抜けした気持ちになってしまうのだ。

別れを選んだ2人が、次週どこでどう交わるのか、離してしまった手をどう繋ぎ直すのか、「離婚から始まるラブストーリー」本格始動の『リコカツ』第2章も目が離せそうにない。

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ドラマ「リコカツ」7話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、互いを思いながらも離婚を選択。別々に生きていくことを決める。

翌朝、咲は武史(平田満)、美土里(三石琴乃)らを自宅に呼んで、紘一と離婚したことを報告。

そこに正(酒向芳)と薫(宮崎美子)が、紘一と共にやって来て、咲たちに三人で頭を下げる。

正は、咲と紘一の離婚を止めようとするが、その場にいる三夫婦が離婚したことが明らかに…。

さらには、楓(平岩紙)まで離婚する予定だと告白し、両家は愕然とする。

咲から離婚したことを聞いた連(白洲迅)は、「愛なんてこの世に存在しない」と切り捨てながらも紘一には興味がある様子。別れたあとも咲を何かと惑わせる。

一方、紘一の元には純(田辺桃子)がある決意を胸に、手料理を持って訪ねてくる。

そんな中、咲と貴也(高橋光臣)は美土里から呼び出され、衝撃の事実を聞かされる。

詐欺に遭い、2000万円を奪われたというのだ。

仕事に両親の離婚、さらには美土里からの告白に咲の心は飽和状態。

するとそこに、紘一から携帯電話にメッセージが届き…。

ドラマ「リコカツ」7話のネタバレ・感想

「離婚はきわめて自然なもので、多くの家では毎晩、それが夫婦の間に寝ている」(セバスチャン・シャンフォール)

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第7話では、紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)の離婚を知った両家が一堂に会する。そこで姉の楓(平岩紙)まで離婚する予定だと打ち明け、まさに「全員離婚家族」ここに誕生である。

楓が離婚を考えている理由は、義母が孫の世話もしたいと勝手に同居の話を進めており、それに対してマザコンな夫は義母の言いなりで愛想を尽かせたようだ。

義両親との問題は、対自分との間のことであればその場限りでやり過ごせても、その影響が自分の子どもにまで及ぶとなれば話は一気に変わってくるのだろう。

紘一の両親の場合は、専業主婦でずっと家庭第一優先で家族に尽くしてきた母親・薫(宮崎美子)が“自分の足で立って歩きたい”とずっと抱えてきた思いを夫・正(酒向芳)にぶつける。夫側は妻がそんなことを思っていたなんてつゆ知らず、離婚の申し出はまさに青天の霹靂、寝耳に水だったようだ。

息子の離婚について「咲さんを傷ものにしてしまい申し訳ございません」なんて本気で謝罪し、女性に“内助の功”を求めるタイプの夫は、皮肉なことに妻の世界を全て“家庭一色”にしておいて、その家族の思い出の中には一切「不在」だった。

男性の方が経済力があり年上の場合に起こりやすいが、結婚当初は若くて経験値のそこまでなかった妻のために用意した快適で安全な“鳥かご”が、いつしか妻にとっては窮屈で退屈な“牢屋”になっていくケースは少なくないだろう。

咲の両親のケースは、“暗黙の了解”で成り立っていた夫婦のルールを夫・武史(平田満)が一方的に破ったパターンだ。いくら現代的で自由な家庭と言えど、それぞれの夫婦内に敷かれている“この一線は超えてはいけない”というボーダーを超え、“親しき中にも礼儀あり”の“礼節”をうっかり欠いてしまっては取り返しのつかないことになる。

他の女性の影があることをその度気づいていたものの、それを「浮気」だとは決して認めなかった武史が、港区女子・里奈(中田クルミ)とのデート(?)現場に突撃し問い詰める妻・美土里(三石琴乃)に対して悪びれず、茶化したように浮気だと開き直る姿に美土里の堪忍袋の緒が遂に切れた。おそらく、正にしろ武史にしろ、

「何を今さら!? そんなことは今に始まったことじゃないだろう?」

と妻の言い分を聞いて思うのだろうが、女性の腹の底に抱え込む力を、子ひとり宿せるその腹底深くにずっと育み続けられる力を舐めてもらっては困る。

それに比べて、紘一と咲は離婚する理由も前話で5つしか挙がらず、両親に理由を聞かれても明言できない。離婚後互いに送り合えなかった「元気?」という近況確認連絡の代わりに、紘一から些細な、とるに足りない「離婚する理由その6」が送られてくる。

これを皮切りに「その7」「その8」と重ね合う姿は、もはや恋人同士のじゃれ合いのようで微笑ましくもある。LINEで文字を打つスピードが遅く歯痒くなった紘一が痺れを切らして思わず電話する流れも“2人らしい”。

恋人と別れた後にその存在の「喪失」を感じるのは、実はなんてことない今日の出来事をダラダラと脈絡なく電話で報告できるような相手やその時間自体が自分の生活からなくなってしまったことを実感するときだったりする。大人になればなるほど、たわいもない話ができる相手こそ貴重になってくるものだ。

クリーニングから戻ってきた紘一のワイシャツをわざわざ彼の実家まで届ける咲も、離婚した理由を使い慣れないLINEで律儀にも送ってきた紘一もそうだ。何かしらの“口実”が欲しいのだ。

“用事があるから”“約束したから”という大義名分がないと、自分の気持ちに素直に行動できない。互いに別の異性の存在にヤキモキし、相手が他の人といるところに遭遇するといてもたってもいられなくなり、大人げもなく突き放してしまう。

これって、もうれっきとした「恋の始まり」じゃなかろうか。それに前話では、離婚届を出しに向かった紘一を咲が追いかけ、今回は食堂から足早に立ち去ろうとする咲を紘一が追いかける。2人は面白いくらいに、順番に追いかけ、追いかけられる。やっぱり相性抜群なのだ。

2人の母親は、結婚中に“聞き分けが良かった(振りをしていた)”から離婚を切り出せず離れられなかった。これが、紘一と咲の場合には、“聞き分けが良い(振りを互いに必死にしている)”から、離婚撤回を言い出せず(一度は離婚撤回になったのに)「離婚」を回避できなかった。

人が「嘘」をつく瞬間こそ、その裏には絶対に知られたくはない本心が隠されている訳で、紘一も咲も互いのことを想い合っており、しっかり惹かれ合っているからこそ、もう引き返せはしない「リコカツ」には不都合な真実として、その想いをひた隠しにし合っているように見える。

紘一と咲それぞれに想いを寄せる恋敵の出現に、2人が否応なしにも早々にまた次の恋愛や再婚に向き合わざるを得なくなるようだ。

これに触発されて、次は2人が“雪山での遭難時の救出劇”のような何もかもを吹き飛ばしてしまう“非日常の極みの運命的な出会い”かつ“2人だけの世界”の中で出会うのではなく、皆がいる世界の中で互いの輪郭をなぞり直し、日常生活の延長線上で再び恋し合ってほしいと願うばかりだ。

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ドラマ「リコカツ」8話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の離婚をきっかけに、周囲がにわかにざわつき始めた。

貴也(高橋光臣)は、結婚を前提に付き合うおうと咲に告白し、連(白洲迅)は紘一の実家を訪ね、紘一を挑発する。

ある日、咲が働く編集部に連がやって来た。

連の新しい作風は、咲が編集担当になってから文芸部でも評価が高く、咲も仕事にやりがいを感じている。

咲を外に誘い出した連は、自分の孤独な身の上を打ち明けながら、「咲のために小説を書きたい」と素直な気持ちを伝える。

一方、連から「水口咲は俺がもらう」と宣言された紘一は、咲にふさわしい人は誰なのかと考えていた。

咲の幸せを願うあまり、紘一は貴也を知るために尾行を開始。

紘一が自分なりの結論を連に伝えるため連の仕事場を訪れると、そこに咲がやって来て…。

ドラマ「リコカツ」8話のネタバレ・感想

「じゃあ、水口咲にふさわしい人って誰?」

第8話では、紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)が同じように相手に嘘をつき“別の人と付き合っている”フリをするも、最終的に自分の本心は欺けず、2人して“誰とも付き合わない”という決心をする。どこまでも似た者同士の2人である。

宣戦布告した恋愛小説家・連(白洲迅)に対して紘一は「彼女を傷つけてしまったからこそ、彼女が本当に幸せになれる相手と一緒になるまで見守る責任がある」と言い、自分に想いを寄せる“筑前煮女”こと一ノ瀬純(田辺桃子)にも「自分は誰ともお付き合いすることはできない」とストレートに伝える。

さらには咲自身にも「君が別の人と幸せになるまでは自分の幸せを考えることはできない」と断言する。

こんなにも“相手の幸せが自分の幸せ”“あなたが幸せであれば私はこの身を引きます”というまるで昭和歌謡かのような世界観があるのかと少々面食らう勢いだ。

勘所が良くお察しのいい連は冒頭の問いかけを紘一に投げかけるが、彼の中でもう答えは出ているだろう。

親に捨てられ“愛なんかない”と疑うことさえなかった連からすれば、いい歳した大人たちが自分のことや自分の気持ちを差し置いて相手のことばかり思いやって見事空回りしている姿が、最初は滑稽に見えて仕方なかっただろうが、いつしか自分の中での“希望”に変わっていったに違いない。

連は「俺、あんたのために書きたい。“誰かのために”とか想ったの初めてなんだ」とこぼしていたが、その裏にあるのは咲への興味や好意だけでないだろう。

その先に咲のことを不器用に、だけれどもとびっきり大切に想う紘一の姿を見ているのだろう。

それなのに変なところで素直になれず、傍目から見れば誰より想い合っている2人なのに、当人同士はそれに気づいていない。だけれども“渦中の2人”というのは往々にしてそんなものなのだ。

元彼の貴也(高橋光臣)との食事でも、紘一との“不一致”エピソードが次から次に止まらない咲は「紘一さんといると毎日何が起こるかわからなくてハプニングばっかりでいつも喧嘩になっちゃう」とこぼすも、心底嫌がっているようには思えない。

何ならノロケにさえ聞こえる。貴也からも“それだけ喧嘩するってことは真剣に向き合っていた証拠”だと指摘され、“本当に好きだったんだね”と言われるも本人はピンと来ていない様子。

あるいは、実際には自分の気持ちに気付いていながらも、紘一も咲も「離婚」の事実だけに囚われて、“私たちは合わなかった”と早々に結論づけようと焦っているようにさえ思える。そう結論付けないことには具合が悪いのだ。

紘一は「いつも自分は突っ走りすぎて君を傷つけてしまう」と言うが、それだって毎回咲の幸せを想ってのことだったのに、結果ばかりに気を取られすぎている。

「君は穏やかにいられる人と一緒にいるのが一番だ。ひだまりのように温かく穏やかで微笑んでいられるような、君にはそういう居場所を見つけてほしい」と伝えるが、これまでも十分に咲は紘一の前で感情を吐露していたし、それを紘一も受け止めてきたではないか。

それに紘一自身が自分ではっきり言っていた「一緒にいると喧嘩になってしまう。一緒にいると楽しい」と。“喧嘩”の事実にばかりフォーカスせずに、その後に思わず自身の口からこぼれた感想こそ本音ではないのか。

紘一の母親・薫(宮崎美子)が「1人でいる孤独より2人でいる孤独の方がずっと寂しい」と話していたが、彼ら2人の間に寂しさが立ち入る隙などなかった。離れている今の方が、仮初の穏やかさはあったとしてもどう見たって2人は寂しそうだ。

「ハプニング」は異なる人間2人が“互いに関心のある状態”でいるから、あるいは“共通の目的を持っている”からこそ成立するのであって、てんでバラバラの人間同士の間にはそもそも“トラブル”さえ生じない。

次週、紘一の父親はおそらく妻が働く箱根の旅館に向かうようだし、咲の父親も妻を騙した男をなんとか探し出そうとしているようだ。“全員離婚家族”たちが、それぞれの大切なものを“取り戻し”に向かうようだ。

“取り戻す”と聞くと、もう戻らぬ過去の“あの頃”に想いを馳せがちだが、きっとその答えはこれから起こす行動の先にしかない。だからきっと“遅すぎる”なんてことはないはずだと信じて見守りたい。

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「リコカツ」を楽しもう!

ドラマでもバラエティ番組でも、良い番組というのは何度観ても面白いですよね。

このドラマ「リコカツ」もそのような作品なのではないかと思います。

これからもたくさん作られるであろうエンターテイメント作品を心赴くままに楽しんでいきましょう!

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