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珈琲いかがでしょう3話4話5話6話の無料動画・見逃し配信とネタバレ!無料視聴方法は?

ドラマ

中村倫也さんが主演を務めるテレビ東京のドラマ「珈琲いかがでしょう」の3話、4話、5話、6話の無料動画配信や見逃し配信、あらすじやネタバレなどを紹介していきたいと思います。

放送されればされるほど、話題になり、評価が高いドラマ「珈琲いかがでしょう」も中盤に差し掛かり、最後にはどのような結末を迎えるのか注目です!

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ドラマ「珈琲いかがでしょう」3話のあらすじ・ネタバレ

「男子珈琲」

飯田正彦(戸次重幸)は、仕事もルックスも完璧なサラリーマン。

あのヨン様にも似ていると言われるほどで、周囲に慕われていることは本人も自覚していた。

青山一(中村倫也)の「たこ珈琲」に女子社員たちを引き連れ、全員分の珈琲を奢ったり、珈琲のうんちくを披露したりと“いい上司”をアピールしていた。

そんな折、新しい企画について部下と意見が衝突。

かみ合わない不満を、見た目も性格も正反対の同僚・森(小手伸也)にぶつける。

感情的になる飯田を森はなだめるが、そんな矢先、飯田はひょんなことから、女子社員の陰口を耳にし、自分が嫌われていることを知ってしまう。

「勘違いしている」など、飯田の話題で盛り上がる女子社員たちの罵詈雑言にショックを受けた飯田は、青山の前で自分のカッコ悪さを嘆く。

その頃、謎の男・ぺい(磯村勇斗)は青山に近づきつつあった・・・。

「金魚珈琲」

ぺいの姿を見た青山は、なぜか慌ててワゴン車で逃亡。ある田舎町にたどり着いた青山は、タイヤがパンクするというアクシデントをきっかけに、スナックのママ・アケミ(滝藤賢一)と出会う。

しかもなりゆきでスナックの手伝いをすることに。

あっという間に人気者となった青山を、アケミは昔どこかで見かけたような気がして・・・。

そんな折、偶然にもアケミの中学の同級生・遠藤(丸山智己)が来店する。

野球部のエースで、学校の人気者だったという。

青山が入れた珈琲焼酎を味わいながら、2人は久々の再会を喜ぶ。

アケミはスナックを営む傍ら、母親の介護にも追われていた。

そしてかつて夢を諦めた後悔のような思いを、青山に吐露する。

そんな心情を感じ取ったのか、遠藤はアケミに「閉鎖的な町から抜け出して、もう一度夢と向き合うべき」と訴える。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」3話のネタバレ・感想

「君は? ブレンド? ストレート?」

中村倫也主演の『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)第3話では、人生の味わいがじっくりと引き出される「男子珈琲」と「金魚珈琲」が描かれた。

「男子珈琲」は、原作漫画にも登場するエピソード名。

だが、その中身はドラマオリジナル脚本へとアレンジされている。

ストレートに原作を楽しむもよし、監督やキャストが化学反応を起こしたまさにオリジナルブレンドなドラマを味わうもよし。

何層にも渡って沁み入る“珈琲”の余韻が心地よい。

原作の「男子珈琲」は、少年と老人がコミュニティメンバーの顔色を気にして、仲間はずれにされているキラワレ者な友人との距離感に思い悩む話。

一方、ドラマで紡がれたのは、イケてると思っていた自分こそが実はキラワレ者で、ダサい友人のほうがみんなに好かれていたという視点の違いもまた味わい深い。

そのキラワレ者と友人を演じているのが、戸次重幸と小手伸也というキャスティングもまたグッとくる。

戸次が演じる飯田は体型を維持するために毎晩筋肉体操で汗を流す。

「ヨン様に似ている」と言われた日からストールスタイルを貫き、加齢臭を気にして香水をつけまくり、現場では仕事ができる自分を演出していく……だが、そのどれもが後輩社員からは「イタい」と見られていたことに気づかされる。

ガラガラと崩れていく自分像。その自信喪失な姿が切なくも、むしろ気づけてよかったと思わせる不思議な哀愁を醸し出す。

対して、小手が扮する森は中年らしいルックスを「ありのままの自分でいい」と受け入れ、年相応の余裕を身につけた言動で信頼を得ていくキャラクター。

ストレートに「イケてる人」とは言われにくいかもしれない。

しかし、その中身を知っている人はその場に必要とされる大切な存在として認められる。

飯田と森の対比を描くことで、より青山(中村倫也)が淹れるブレンド珈琲が際立つ。

キリマンジャロやコロンビアのようにストレートに主役級の魅力を放つ人はいる。

だが、ジャバロブスタのように単体では「イケてない」と見なされても、ブレンドしたときに“なくてはならない”味わいを引き出す名脇役となる人もいる。

似ている誰かの真似ではなく、何かの香りでごまかすのではなく、自分ができることを磨き続けることで、その良さが際立っていく。

また、ストレートに「イケてる」と言われる人だって、他の強いクセを持つ人たちがいるからこそ、単体で輝くとも言える。

誰もがお互いの個性を引き立て合っているのだ。

だから、同じところにとどまらず、人々との継続した関係性を絶っている青山はどちらのタイプとも答えることができないのかもしれない。

そんな青山が次に行き着いたのは場末のスナック。

そこはアケミ(滝藤賢一)がママをしていた。

肩を落とした立ち姿、ネイルの先までキラキラに包まれたアケミ姿の滝藤がまた美しい。

だが、まだまだ世間の眼差しは厳しいのも現実だ。

夜にひっそりと働くことを選んだアケミを、同級生の遠藤(丸山智己)は同情をするのだが、その図はどこか飯田と森とも重なって見える。

だが、アケミは十分幸せなのだ。

その金魚鉢のような小さなお店の中で泳ぐ自分が、何よりも自分らしいと誇りを持って言える。

勝手に自分の尺度で他人を判断するなんて、まったくもって余計なお世話なのだ。

でも、現実の社会でもついつい記号化されたわかりやすい情報で、人を見てしまうものだ。

こういう状況にある人は、きっとこうだ。

そう決めつけてしまうことで、私たちは人生の味わいが広がる可能性を放棄してしまう。

いくつもの出会いや偶然が重なって、あのお店の常連客たちが、珈琲焼酎という飲み方があることを知ったように。

小さな小さな居場所だって、入口を広げていれば思わぬ発見が飛び込んでくる。

それは、青山とアケミの出会いもそう。

そしてアケミは青山と初対面ではなかったことを思い出す。

それは、アケミがこのお店を開く前のこと。

今の穏やかに笑う青山とは別人のような、金髪で真っ黒な瞳をした青山だった。

しかし「早く行けよ、ババア」と、乱暴な言葉の中にも、アケミを女性として扱っているからこその「ババア」呼びが、またたまらない。

青山役を中村倫也で、実写化を熱望した原作ファンは、この変わりっぷりこそが見たかったはずだ。

ふわふわと掴みどころのない癒やし系から、人の命を簡単にひねりつぶせるサイコパスまで。

この振り幅こそが、まさに役者・中村倫也の唯一無二の味なのだから。

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ドラマ「珈琲いかがでしょう」4話のあらすじ・ネタバレ

「ガソリン珈琲」

ワゴン車のタイヤがパンクした青山一(中村倫也)は、ガソリンスタンドに立ち寄る。

厳つい風貌の店主・ゴンザ(一ノ瀬ワタル)とは知り合いのようで、笑顔を見せる青山に「昔のお前を知っていると身の毛がよだつ」と言いながら整備をしている。

そんな中、一台のトラックがやってくる。

セルフでガソリンを入れ始めた運転手の菊川貞夫(野間口徹)は、どこか不機嫌そう。

ゴンザ曰く、たまに来店する、声をかけても挨拶すらしない無愛想な客だという。

そんな菊川が、思わず動きを止める。

青山の珈琲の香りにつられたようだ。

「淹れたての珈琲いかがでしょう?」

その声に我に返ったのか珈琲を飲まずに慌てて去ってしまうが、どこか寂し気な様子が気になった青山は、しばらくガソリンスタンドで「たこ珈琲」を開くことに。

実は菊川は珈琲を“飲めない”のではなく“飲まない”、ある複雑な事情を抱えていた。

「ファッション珈琲」

青山は、元バリスタチャンピオンとして珈琲界では有名なカフェ店主・モタエ(光浦靖子)にコピ・ルアックの豆を届ける。

“幻の珈琲豆”と言われるインドネシアの高級珈琲豆だ。

2人でその珈琲を堪能していると、まもなく始まるワークショップの生徒が来店。

その中に垣根志麻(夏帆)の姿を見つけた青山は、思わず影に隠れてしまう。

そんなことを知る由もない垣根は、珈琲に興味を持つきっかけとなった青山との出会いを語り始める。

一方、珈琲について純粋に教えたいモタエは、“箔付け”のために通う生徒たちとのズレに悩んでいて・・・。

その頃、ぺい(磯村勇斗)はとあるヤクザ事務所にいた。

組員の花菱(渡辺大)に呼び出されたからだ。

なにやら青山について話している2人。

果たして2人と青山の関係は・・・?

そして青山の隠された過去が徐々に明らかになっていく。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」4話のネタバレ・感想

「美味しい珈琲を淹れたい、ただそれだけ」

人が珈琲で潤すのは、喉だけではないのかもしれない。

遠い国からやってきた豆の旅路に、じっくりと丁寧に抽出された手間暇に、淹れてくれた人の愛情に……その一つひとつの工程に思いを馳せ、心を満たす。

美味しい珈琲とは何か。珈琲を味わうとはどういうことか。

目の前の1杯と向き合う時間を大切にすることで、より人生が香り高くなることを教えてくれるドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)。

第4話で淹れられたのは、ドラマオリジナルの要素が加わった「ガソリン珈琲」と、原作に忠実な「ファッション珈琲」。

ドラマと原作の魅力を飲み比べるように楽しめる一夜となった。

パンクしてしまった青山(中村倫也)の移動販売車「たこ珈琲」。

その修理に向かった先は、どうやら青山とは旧知の仲に見えるゴンザ(一ノ瀬ワタル)のガソリンスタンドだった。

青山の笑顔に「身の毛がよだつ」と拒否反応を示すゴンザ。

そんなやり取りの合間に、かつての金髪青山バージョンの鋭い眼差しを見せる俳優・中村倫也の表情の振れ幅に、興奮してこちらこそ「身の毛がよだつ」思いだ。

今回、青山が珈琲を飲んでもらいたいと願ったのは、定期的にガソリンスタンドにやってくるというトラック運転手の菊川(野間口徹)だった。

絶望を知った瞳の菊川だが、青山の淹れた珈琲の香りに少しだけ生き返ったような表情に変わる。

聞けば、菊川は妻の病気が治るように、大好きな珈琲を飲まない願掛けをしていたという。

運転手の菊川が事故をすることなく無事に帰ってくるようにと、毎朝妻が珈琲を淹れてくれたこと。

それがとてつもなくまずかったこと。

「ブルーマウンテン」を「ブルーハワイ」と言い間違えるほど、珈琲に疎い妻。

それでも、その気持ちが嬉しくて毎日の楽しみになっていたこと……。

現在進行系で闘病しているように聞こえた妻だが、実は1年前に亡くなっていた菊川の妻。

だが、ブルーマウンテン=青山の珈琲が、菊川にとって妻の死と初めて向き合うきっかけとなる。

一方で、ゴンザもまた家族の無事を祈るあまり、厳しい条件を飲んでいた。

それは、青山を追うぺい(磯村勇斗)から愛娘を守るために、青山の車にGPSを仕掛けること。

娘を守るために、青山との友情を断つことを選んだのだ。

人生には自分の力ではどうすることもできない場面がある。

そんなとき人は好きなものを断ち、失うことで、少しでもその流れを引き寄せたいと願うのではないだろうか。

ドラマオリジナル部分である「妻の死をなかなか受け入れられない菊川」と、もともと原作にあった「現在進行系で家族を守ろうとするゴンザ」を対照的に描くことで、「ガソリン珈琲」のエピソードがより段階的に苦みを増していくようだった。

「ファッション珈琲」では、元バリスタチャンピオンのモタエ(光浦靖子)が登場。

「幻の珈琲豆」と名高いコピ・ルアックを、キッチンに2人並んでうっとりするシーンは、映画『かもめ食堂』や『メガネ』など、ゆったりと満ち足りた空気を描いてきた名手・荻上直子監督らしい画だ。

そんな充実した時間もそこそこにワークショップの生徒たちがやってくる。

驚いたのは、その中に第1話で青山の珈琲に惚れ込んだ垣根(夏帆)の姿があったこと。

とっさに隠れた青山は、そのままモタエが「生徒の子たちとズレを感じて寂しい」というワークショップの様子を見守ることに……。

モタエが伝えたいのは珈琲の本質的な魅力。

しかし、生徒たちの興味は表面的な見栄えにしかない。

最終的にコピ・ルアックだと偽って、いつもの珈琲を飲ませても、気づくことができない。

何か自分に箔をつけたいだけで、それは珈琲じゃなくてもいいといった雰囲気に、モタエはガッカリしていたのだ。

だが、片道3時間もかけてモタエのところに通っていた夏帆には、その味の違いがわかる。

それは、青山の淹れてくれた珈琲に近づきたいという忘れられない味の思い出を追い求めてきたから。

本当に美味しい珈琲というのは、淹れた人と飲んだ人の思いが通い合う瞬間を指しているのかもしれない。

奇しくも、垣根は若き日の青山と同じ「美味しい珈琲を淹れたい、ただそれだけ」という言葉を発する。

その「美味しい珈琲」とは、自分自身を含む、誰かと心を通わせたいと同義語なのではないだろうか。

かつて、泣きながら青山を殴ったぺいも、本当は珈琲で青山とつながり続けたかったはずだ。

拳という共通言語でわかり合えたと思っていた仲間が、その言葉を捨てて今度は珈琲で語るのだと住む世界を変えようとしているのだ。

その寂しさ、そして自分はそれを共有できないという悔しさで、あれだけの涙が溢れたのだろう。

そんな珈琲によって救われた垣根と、珈琲によって奪われたぺい、そして青山がついに一堂に会す。

ふわふわな青山から、ギラギラな金髪青山まで、きっと次回はさらにいろいろな表情を見せてくれるに違いない。

俳優・中村倫也の味の幅広さを存分に堪能する時間になりそうだ。

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ドラマ「珈琲いかがでしょう」5話のあらすじ・ネタバレ

「ほるもん珈琲」

ぺい(磯村勇斗)が目の前に現れ、ワゴン車の中で青ざめる青山一(中村倫也)。

しかもカフェで再会した垣根志麻(夏帆)が、車まで青山を追いかけて来てしまう。

青山の元仕事仲間だと自己紹介したぺいは、「静かなところで3人で話そう」と提案する。

だがぺいの目的は青山を花菱(渡辺大)のもとへ連れていくこと。

垣根を巻き込みたくない青山だが、垣根は保険だと逃がそうとしない。

青山の運転で移動中、垣根から青山の前職について尋ねられたぺいは、「強いて言えば清掃業」と答える。

そして血や泥にまみれながら“清掃業”をしていた当時について語り出す。

「初恋珈琲」

ある理由でぺいは花菱(渡辺大)らから殴る蹴るの暴行を受けることに。

自分の真っ赤な血を見ながら、小学校時代の初恋の相手が背負っていた、真っ赤なランドセルを思い出す。

少年時代のぺい(込江大牙)が恋心を抱いたのは、席替えで隣同士になったひとみだ。

家が貧しく父親に暴力を振るわれ、早くも人生に絶望していたぺいにとって、ひとみは天使だった。

そんな折、ひょんなことから、ひとみの家で手作りの珈琲ゼリーをごちそうになる。

苦くて甘くて冷たくて…それはぺいにとって初恋の味だった・・・。

一方青山は、垣根に珈琲にハマるきっかけになった、ホームレスのたこ(光石研)との出会いを打ち明ける。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」5話のネタバレ・感想

「珈琲に出会えたとき、世界が変わった気がしました」。

夢中になれるもの、生きがいと呼べるもの、どうしようもない日々から引きずり出されるほど没頭できるもの……。

たった1杯の珈琲が、誰かにとってはそれが人生を変える分岐になる。

これまでも甘くて苦い様々な人生を描いてきた『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)では、ついに謎多き青山(中村倫也)の、そして執拗に青山を追っていたぺい(磯村勇斗)の生き様が紐解かれる。

現在の甘い眼差しと過去の厳しい表情を使い分ける青山と、絶望と愛嬌をあわせ持つぺい。

そんな2人を演じる中村と磯村が、演技力でぶつかり合う珠玉の1話となった。

今回淹れられたのは、原作漫画に沿った「ほるもん珈琲」とドラマオリジナルの「初恋珈琲」だ。

裏社会で汚れ仕事を引き受けていた青山とぺいのコンビ。

手にかける人を「ほるもん(放るもん)」だと教わり、ゴミとして次々に始末していった。

「ほるもん」と「ほらんもん」。彼らにとって、その差はよくわからない。

ただ、言われるがままに仕事をする日々。

きっと、いつかは自分も「ほるもん」と呼ばれる側になる。いや、もうすでに社会からはゴミだとみなされるクズなのかもしれないという悲しみを胸に秘めながら。

しかし、ぺいにとってはそんな底辺とも言える生活の中でも、青山に出会えたことが一つの希望だった。

いろいろなものが欠落し、光が一つも差さないような、常軌を逸した真っ黒な目の青山に「一生ついていく」と痺れたことも。

しかし、青山のその目は珈琲と出会ってから徐々に変わってしまう。

ぺいもホームレスのたこ(光石研)が淹れた同じ珈琲を味わったはずだった。

青山の人生を変えたという珈琲を。しかし、ぺいには自動販売機の珈琲と、たこの珈琲との違いがわからない。

同じように底辺の日々を過ごし、同じように社会のはみ出しものとして生きていくんだと思っていた青山が救われ、置いてけぼりにされたぺい。

自分だけが救われなかった。それは、救いが見えなかったときよりも、よっぽど残酷な現実だ。

「この人、ミョーなカルト宗教にハマって。“珈琲”っつう宗教」というぺいの言葉に、改めて青山の変わりっぷりと、ぺいの寂しさがにじみ出る。

自分にはわからなかったものに夢中になる青山を見て、ぺいがどれほどその存在を遠くに感じてしまったのかを。

ドラマオリジナルの「初恋珈琲」を描くことによって、ぺいという人となりがより浮き彫りになっていった。

青山を逃がすために自らの血を流すことにしたぺい。意識が朦朧とする中、その真っ赤な血を眺めながら初恋の「あの子」のランドセルを思い出すのだ。

「赤」は、ぺいにとって小さな愛を感じた象徴の色なのかもしれない。

「あの子」の家に呼ばれて、一緒に食べた手作りの珈琲ゼリー。その上に乗っていた真っ赤なさくらんぼは、「あの子」が愛情をたっぷり受けて育ってきた証だ。

親に殴られて育った自分には、やっぱり珈琲ゼリーのおいしさはわからない。

憧れて少しでも近づきたくて、でも近づくほどに自分との生まれの違いを見せつけられて。恋をした喜びと叶わない想いの寂しさを行き来した初恋。

それが決定的になったのが、時を経て再会したときだった。ブラック珈琲を「美味しい」といって飲む「あの子」と、大人になってもそのうまさがわからないぺい。

すでに裏社会に足を踏み入れていたぺいにとって、その時間は純粋に初恋が実らなかったという事実よりも、育ちの悪さが生んだ分岐の大きさ、その残酷さを実感させるものだったのだろう。

そんな物悲しいぺいの顔を見逃さなかったのは、青山だった。そして「寂しさが紛れる」と言って差し出したのは、赤いイチゴのイラストが施されたイチゴミルクだ。

ぺいがこれまで青山を追いながら飴をなめるシーンを思い出す。青山が去り、憎しみや怒りよりも、寂しさが彼を包んでいたという切なさと同時に。

自分と同じところで沈んでいくはずだった青山を連れて行ってしまった真っ黒な珈琲。

青山の金髪は、いつの間にか黒髪となり、自分とはもう随分遠く離れた生活を送っているのがわかる。そして、最もぺいにとって屈辱的だったのは、その青山の淹れた珈琲によって自分以外の人たちが「救われている」という事実だったのではないか。

冷たい世の中で数少ない愛を感じられた「赤」と、何度も絶望しながらそれでも“救われたい”と渇望してきた「黒」。

ぺいの中にある印象的な2色は、どこか鮮血とどす黒く固まるかさぶたにもかさなる。もしかしたら、青山をかばうために自ら足を刺して流したぺいの赤い血は、ぺいができる最大限の愛情表現だったのかもしれない。

そうして青山の危機を助けることで、初めて「救われた」感覚を得られたのではないか。

誰かにきっかけをもらい、何かにハマることだけが「救われる」タイミングではない。きっと青山も、美味しい珈琲と出会ったからではなく、そのあと多くの人にそれを提供したからこそ「人生が変わった」「救われた」と思えているように。

「自分が誰かの役に立った」という喜びこそが生きがいであり、人生の醍醐味なのだろう。

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ドラマ「珈琲いかがでしょう」6話のあらすじ・ネタバレ

「たこ珈琲」

垣根志麻(夏帆)が淹れた珈琲を味わいながら、青山一(中村倫也)は珈琲の道に進むきっかけとなった、ホームレスのたこ(光石研)との出会い、そして青山が珈琲を淹れながら各地を巡っている本当の理由を打ち明ける。

たこの淹れた珈琲に魅了され弟子入りを懇願した若き青山。

その申し出を受け入れたたこは、ただ単純に「珈琲を美味しく淹れる」だけではない、青山自身に足りていない何かを気づかせるための修行を始めるのであった。

今まで自分が過ごしてきたヤクザな世界とは真反対な、穏やかな日常を過ごしたり、ちょっとしたシアワセに気づくような日々を送る青山。

珈琲の腕前が上達していくのと比例するかのように、青山の中でも小さな変化が起き始めていた・・・。

とある雨の日、青山がいつものようにたこの家にいくと、そこには寝込んでいるたこの姿が。

たこの淹れた珈琲を飲む青山は「いつか俺も誰かに美味しい珈琲を淹れることができるんだろうか」と問いかける。

するとたこは青山に一番必要で大事なものが何なのかを語り始めるのだが・・・。

垣根を家まで送り、ぺい(磯村勇斗)から託されたメモを手掛かりに、本当の目的を果たすべく車を走らせる青山。

最終地点に辿り着いたと思ったその時・・・。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」6話のネタバレ・感想

「でもね、私あんたのことを今大切に思ってるよ……どうしたね? 怖いのかい?」

青山(中村倫也)が、なぜ珈琲の移動販売を始めたのか。行く先々で、多くの人の心を救ってきた珈琲を、どのように淹れられるようになったのか。『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)第6話では、その秘密が明らかにされる。

語られたのは、青山が人生で初めて誰かに大切にされた思い出だった。自分を大切にされるという経験が、誰かを大切にしたいという願いが、そして日々を大切にできる心の余裕が、珈琲を単純な飲料という概念を超えて、心まで潤すアイテムへと変えるのだ。

ホームレス生活をしている、たこ(光石研)の淹れた珈琲の美味しさが忘れられず、その秘訣を教わろうと、彼のもとを通うことにしたかつての青山。だが、その初回のレッスンは、川のほとりで釣り糸を垂らすことから始まる。

これのどこが美味しい珈琲の淹れ方に繋がっているのか、さっぱりわからない青山を、たこは「哀れだね~」と同情する。「珈琲を味わうってことはさ、こうやってのんびりと穏やかなひとときを幸せだなって感じることにも似てるってこと」と言われても、青山は「幸せ?」と、やはりピンとこない。

青山にとって珈琲は、暴力的な仕事のあとにとりあえず飲むものだった。頭と心を空っぽにして人を殴り続ける時間。そこから少しだけ自分を取り戻すための、儀式のような珈琲だったのかもしれない。しかし、決してのんびりと穏やかなひとときとは言えない空間で、その味は泥のようにまずいものだった。

青山を兄貴と慕うぺい(磯村勇斗)は、仕事中の青山を「常軌を逸した真っ黒な目」「いろんなもんが欠落している」「何も映らない」と表現した。その瞳から抜け落ちたものは「大切」にするという想いそのものだったのだろう。自分自身のことも、目の前にいる人のことも、大切になんて思っていては、体も心も痛くてやってられないから。

でも、本当は青山もぺいも、どこかで「大切にされる」「大切にする」関係性への憧れを捨てきれずにいたのではないか。それはぺいが失恋のあとに青山からもらって以来、寂しい気持ちを紛らわすために飴をなめるようになったのもそう。その小さな優しさが嬉しかったから。

そして2人が食べるホルモンが、もともと「放るもん」として捨てられるものだったという説を聞いて、より食欲が増したのもそう。価値がないと烙印を押されたものでも、こうして活躍できる場があるという希望を感じられたからではないか。

そして青山にとって、たこの珈琲がこれほど眩しく見えたのは、たこ自身がホームレス、つまり自分と同じように社会から放り出された側の人間だと思ったから。それでも「ゴミでも丁寧に磨けばたいていのものはどうにかなる」と小粋にポップに楽しそうに生きるたこの姿に、自らもこのどうしようもない日々を抜け出すことができるのではないかと、可能性を感じたからに違いない。

「美味しい」も「幸せ」もわからない日々を変えたい。とっくに諦めていたと思っていた憧れや希望が、あの珈琲を飲んだことで、引き出された。それは「自分の人生を生きたい」という、青山の本能を呼び覚ます1杯だったのだ。

考えてみれば、私たちの人生は「大切」を繋いで成り立っている。例えば、外食ひとつ取っても、誰かが大切に育てた食材を、誰かが大切に運び、誰かが大切に調理した結果、ようやく私たちの口まで届く。

珈琲豆に至っては遠い国から温度、湿度、酸素、光と様々な天敵から守りながら、慎重に運ばれてくるもの。ベストな焙煎レベルを模索し、丁寧に豆を挽く。そして豆の様子をじっくりと観察しながら、そーっとお湯を注ぐ。

じわじわとお湯が染み渡り、繊細に膨らんでいく珈琲豆を前に「この子たちの声を聞いて」とたこが言う。だが、自分の声に耳を傾けてくれた人なんていなかった青山には伝わらないのがもどかしい。

大切にされた記憶のない青山に、珈琲を通じてその意味を伝えていくたこ。その日々は、青山の真っ黒な目に少しずつ光を差すものだった。「美味しくなれ」と願いながら淹れる珈琲は、それを飲む人が「幸せになれ」と願うことと同じ。珈琲を淹れているとき、青山もこの「大切な想い」のリレーをつなぐ1人であることを知ったのだ。

しかし、それは同時に怖いことでもあった。大切なものができるということは、それを失うリスクを背負うということ。自分を大切に思えば、今と同じ生活を続けることには耐えられなくなる。大切な人ができるほど、その人に何かがあったときに心が押しつぶされそうになる。

これまで考えなくてよかったことが、一気に青山の頭の中に押し寄せる。でも、その耐え難い味を知るからこそ、川のほとりでする釣れない釣りに幸せを感じることができるというものなのかもしれない。

そして、多くの苦味を引き受ければ、その味を活かす珈琲を淹れることもできるようになる。「あんたと私じゃ年数が違う」と笑った、たこが言いたかったのはそういうことなのではないだろうか。

そのたこの遺志を継ぐ形で、青山が始めたのが『たこ珈琲』の移動販売だった。そこで垣根(夏帆)をはじめ、自分を大切にすることを忘れそうになっている人に向けて珈琲を淹れてきた。その最終ゴールは、たこが愛し続けた奥さんの居場所。だが、あと一歩のところで青山は捕まってしまう。

その追っ手の正体は、かつて青山が抜けた組のぼっちゃん(宮世琉弥)だった。青山に捨てられたと思い、その愛情の反動により大きな憎しみを抱いていた。もしかしたらこの再会は、たこが「まだ美味しい珈琲を必要としている人がいる」と言っているのかもしれない。ぼっちゃんの「大切にされたい」を、今の「大切にする」を知った青山なら受け止められるのではないか。そう期待しながら、来週もこの時間を待ちたい。

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「珈琲いかがでしょう」を楽しもう!

ドラマでもバラエティ番組でも、良い番組というのは何度観ても面白いですよね。

このドラマ「珈琲いかがでしょう」もそのような作品なのではないかと思います。

これからもたくさん作られるであろうエンターテイメント作品を心赴くままに楽しんでいきましょう!

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